”木に恋して”



ここ数日、内装材の選定にあたり床材や造作家具に使う木について四六時中考えています。実際にサンプルを取り寄せ、感触と色を確認しながらどんな空間に仕上がるかイメージ中。
自然塗装の施された無垢の床材を手にしてはスリスリと撫でながら肌触りを確かめたり、空間を”妄想”しつつうっとりしています。四六時中木のことを考えまるで木に恋している気分です。以前、約100年前の木造建造物の塗装の塗り替え現場に居合わせたことがあります。塗装のはがされた美しい白木の状態の建造物を目の当たりにし、塗装などメンテに配慮すれば木は呼吸し生き続けているのだなあと感心したものでした。
無垢材を使用する場合、メンテなどの面で考慮しなければならない点もありますが、自然素材で仕上がった空間は肌触りの良さはもちろん、自然光がやわらかく拡散したり独特の雰囲気があり心地良さは格別です。
これから材料を決定していく上で、できるだけ自然素材を使ったほんわかと温かみのある空間に仕上げていきたいと思いながら作業を進めています。